皆さんは「ドバト」をご存知だろうか?
そう、町でよく見る灰色のハトである。
ハトと言えばこれ!という印象があると思うが、実はこのハトが外来種であることは、知らないのではないだろうか。
正確には不明とされているが、ざっくり1000~1500年ほど前には日本に来ていたらしく、世界では「平和の象徴」とされる他、日本の一部では「神の使い」とされることもある。
また、このハトの生態として、警戒心が低く、人によく慣れ、よく懐くため、昔から今に至るまで、伝書鳩やレース鳩として飼われることも珍しくない。
また、外来種といえど、人々に親しまれ、古くから日本に居たため、すっかり日本の生態系に組み込まれてしまった、外来種としては珍しい事例に当たるのが、このハト、ドバト(カワラバト)の特徴である。
実際、ムチムチまんまる可愛いボディにつぶらなeyesは僕も大好きだ。
懐きやすい上に鳴き声も小さいので、飼いやすいといえば確かに納得出来る。
実際僕も飼いたい。
しかし、このハトの生態上、都心では数が増えたり、人家に巣を作ったりして糞害などで問題になっているのも事実だ。
というのも、このドバトは人気の無い山よりも、人気の多い市街地に生息することが多く、街中であればあるほど、ドバドは多く生息するという、不思議なところがある。
やはり人を恐れない警戒心のなさ故か。
或いは人を味方につけているのか…(市街地は猛禽類などがいないため、理にかなってはいる)
そして、問題になっているところだが…
「数が増えて困っているなら、減らせばいいのでは?」と思う方も居るだろうが、実は鳥獣保護法により、ドバトは殺してはいけないのだ。
前述したように、現在もレース鳩などで飼育されるケースがあるドバト。
そのため、レース鳩や伝書鳩と言った、人が飼育しているハトを間違って殺してしまわないよう、法律で保護されているのだ。
野生のドバトも、人の飼っているドバトも、見た目で見分けることは不可能。
故の法律である。
この様に多少手を焼いている部分もあるが、人々に親しまれているのもまた事実。
平和の象徴でもあるドバトを、どうか憎まないでいただければと思う。
(数が増えたのは誰も悪くないわけで、人間様が勝手に迷惑に思っているだけなのだから。)
僕のように、可愛い可愛いとハトのケツを追う者もいるのだから…
ハト、可愛い〜〜〜〜〜〜〜!!!!!